top of page
ノンフィクションライター
三宅 玲子 / MIYAKE Reiko

夜間保育園の卒園式
33人の6歳さんが保育園を卒園しました。 福岡のどろんこ保育園の卒園式に行きました。2019年に出版した『真夜中の陽だまり ルポ・夜間保育園』でこの保育園のことを書きました。取材でお世話になったおかあさんの末のお子さんが、この春、33人の1人として卒園します。...
三宅 玲子
3月18日

「人の苦しみや心の痛みに添えないなら、本屋をやる意味はない」
8月23日、3人の書店主が揃ってオンラインの会(三省堂書店めくる塾)にお出ましくださり、「令和型書店の技」をうかがいました。 留萌ブックセンター@留萌市、高久書店@掛川市、総商@広島県庄原市。 3店は揃って、人口が少ない町にあります(留萌市2万人弱、庄原市3万人弱、掛川市1...
三宅 玲子
2024年8月29日

「本屋は終わった」と思っている人たちを 見返す3人の書店主に聞く 『小さな町で営む。令和型書店の技』
「 私はね、本屋は終わったと思っている人たちを見返したいんですよ 」 反骨溢れる発言者は、 高久書店 (静岡県掛川市)を経営する 高木久直さん です。 高木さんが9坪の同店を開業したのは、コロナのとば口に立った2020年2月。令和になったばかりでした。掛川市は...
三宅 玲子
2024年8月14日


「いつも心に阿弥陀様を」
かつて日雇い労働者の街だった山谷の寺に生まれ育った、浄土宗のお坊さん、吉水岳彦ご住職を取材しました。(AERA6/12号 「現代の肖像」) 妻帯せず酒を飲まず煙草を吸わず、朝晩の勤行を欠かさない、僧侶として曇りのない生き方を貫いていらっしゃる44歳ですが、この信仰が遠くなっ...
三宅 玲子
2023年6月3日

こどものお泊まり ショートステイは防波堤になるか
ある女性が内密出産を撤回してひとりで育てていた赤ちゃんを児相に託すことになったのですが、もしショートステイを利用できていたら追い込まれずにすんだのではないか、そう思ったことから、こどものショートステイの仕組みについて考えています。...
三宅 玲子
2023年1月13日

仕事始め
2022年、おめでとうございます。 今日は仕事始めでした。 「最後の読書」という週刊誌のシリーズへの寄稿です。 昨年暮れに依頼を受けた、人生の最後に読みたい1冊について短い文章を書くというものです。 2020年の秋より、ある本の勉強を続けてきました。...
三宅 玲子
2022年1月2日

論壇時評(朝日新聞)12/23
今朝の朝日新聞朝刊の論壇時評に、先月取材した内密出産回避1ヶ月のドキュメントが取り上げられていました。望月優大さんが書いてくださっていました。望月さんは移民問題を掘り下げて取材されていて、熊本県水俣市で起きたベトナム人技能実習生の死産事件を取材なさっています。...
三宅 玲子
2021年12月23日

滑り込みセーフ
滑り込みセーフで年賀状の注文に行きました。 毎年お願いしている文具屋さんです。 フルカラーから単色まで、 数あるサンプルの中から好みのデザインを選んで、 色を決めます。 来年は寅年ですね。 トラは好きな動物です。 タイガー・ウッズも好きです。...
三宅 玲子
2021年12月16日

内密出産回避ドキュメント・雑記
熊本市の慈恵病院が内密出産希望の女性を受け入れ、無事に出産後、女性が自分で育てることを決心するまでの1ヶ月ドキュメントを文春オンラインに寄稿しました。 起案したのは内密出産が回避されたことを慈恵病院が発表した日の夜でした。前日から偶然熊本に取材に出向いていて、刻々と変化する...
三宅 玲子
2021年11月25日


ゆりかごというリトマス紙
(*2020年12月のメモより) 自分で育てられない赤ちゃんを匿名で預け入れる、こうのとりのゆりかご。 初めて取材した2017年の冬、ゆりかごの扉の横にマリア像が彫り込んであるのを見て、残酷な……、という思いがよぎったことを思い出します。赤ちゃんを棄てにきた女性がマリア像を...
三宅 玲子
2021年11月25日

病院で。
20年ぶりぐらいに入院する羽目になったこの数日。 と言ってもただベッドで痛みをやり過ごすだけの療養生活だったのですが、面白いなと思ったのは看護師さんの仕事。朝、昼、夕と規則正しくやってきては血圧、体温、酸素?を計測して、記録して、体調確認してメモをして。記録を積み上げて体調...
三宅 玲子
2021年11月25日

田園地帯の美しい反骨書店
浮羽郡吉井町(現在のうきは市吉井町)といえば白壁造りの町並みで知られていますが、それ以上に、耳納連山の麓に広がる青々とした田園風景が美しい場所です。 90年代に吉井町の白壁造りの町でカフェや雑貨店がちょっとした人気になっていて、それを仕事のタネにしたことがありました。だけど...
三宅 玲子
2021年9月9日

バイクと人垣
坂道を下り終えて通りを曲がったころ、背後に乾いた大きな衝撃音を聞いて振り返りました。 本屋さんへと歩いていた道すがらの出来事。 何が起きたのかわからずにいる私の前を飛び出してきた男の人が音のした方へと駆けて行きます。 やっぱり何か起きたんだな。と思ってその人の後を追って坂道...
三宅 玲子
2021年9月2日


運命の人
毎回の取材で興奮や発見を繰り返していくうちに、2020年も終わろうとしています。 自分で起案したからおもしろい、というわけでもなくて、編集者から「これ、どう?」と声をかけられた仕事に夢中になることもあります。 今年再会した「こうのとりのゆりかご」とは、まさにそんな巡り会いで...
三宅 玲子
2020年12月29日


錦繍
2020.12.05 緑と黄金色が混じり合って銀杏が降り注ぐ坂道。 こんな彩りで冬へと移ろっていくこと、何年も通っていたのにこの秋初めて知りました。 銀杏並木に包まれるようにして歩いた日は数えきれません。 ある日は朝いちで、ある日は午後から。...
三宅 玲子
2020年12月6日


大学病院と地域を「物語」でつなぐ試み―鳥取大学医学部付属病院広報誌「カニジル」に参加してー
地域発刊の季刊誌の編集チームに初めて参加したのは7月のこと。 鳥取県米子市にある鳥取大学医学部付属病院の広報誌「カニジル」です。日本海名物?のカニからつくる「カニジル」にちなんで、この名前なんだそうです。 命名者でありノンフィクションの大先輩、ノンフィクション作家田崎健太さ...
三宅 玲子
2020年9月20日

ラジオでうれしかった、放送作家の「伝える意思」のこと。
2020.06.16 ラジオで夜間保育のことをお話ししました。 昨晩、TOKYO FM「TOKYO SLOW NEWS」です。放送作家のオカヒデキさんが、事前に「陽だまり」を読んでくださって、構成について電話で相談したのですが。...
三宅 玲子
2020年6月16日


花盗人
2020.06.02 ぐんと空に向かって伸ばした手の先には緑が茂る枝。 手を伸ばしているのは、だいぶお年を召した女性。 雨上がりの朝、散歩の途中なのか、片方の手には黄色い花のついた枝を一本。 ジョギングの途中、いつもの坂道で通り過ぎようとしたものの、つい気になって、立ち止ま...
三宅 玲子
2020年6月3日


「最近走ってる?」
2020.06.01 最近走ってる? 打ち合わせで会った旧知の編集者に聞かれてハッとしました。4年前の6月に思い立って始めた、朝のランニングです。 子どもの頃から短距離走の方が得意で、長距離走はビリから数えた方が早いくらいだったのに、なぜ走り始めたのかというと、それは、長い...
三宅 玲子
2020年6月1日


袖振り合うもリアルでこそ。
2020.05.27 コロナ明けて、今日は電車で都内の取材先へ。 お昼時の車内は、間をひとり分ずつ空けて座れるくらいにゆったりとしていました。 ひとつめの駅でご老人が乗り込んで、私から1人空けてシートの端に着座したのはなんとなく視界に入りつつ資料を読んでいたのですが、ふと気...
三宅 玲子
2020年5月27日
bottom of page